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3大成人病

長寿を阻むものは、統計によると、45歳以上の人は、いわゆる3大成人病(生活習慣病)といわれる悪性新生物(すなわち癌)と脳卒中、それに心疾患で、60%以上の人がこの成人病で亡くなっていく。また肝炎や腎炎、糖尿病などの他の成人病も含めると、多くの人々が成人病で死んでいく。こう見ていくと、成人病の根絶が長寿を全うするひとつの大きな要素といえる。

 

成人病は徐々に進行する


高血圧、動脈硬化、心臓病、癌などの成人病は、その初期は無症状で、徐々に進行する。動脈硬化などは、少年の頃から進行するといわれ、癌についても、ある日突然 癌を宣告されるが、その癌は数年から10年前から存在していたといわれる。ある日突然、心筋梗塞になったとしても、その原因となった動脈硬化は10代の頃からはじまっていたといわれる。

 

健康生活の勧め

このような成人病にかからないようにするためには、日頃から健康的な生活習慣を築くことが大切で、スポーツの励行、健康的な食生活、それにどうやってストレスの解消をするかが大切である。

 

成人病の予防と早期発見

成人病の多くは、症状が現れたときは既にかなり進行していることが多く、したがって治らないことが多い。大腸癌などは症状が出てから診断された時は、すでに生死は50/50といわれる。これに比べ、早期発見をし、早期治療をすると、病気は跡形もなく治癒し、以後の生活をエンジョイできることが分かってきた。早期発見は自覚症状がない時に異常を発見することが肝心で、その道の専門家に診てもらうことが大切である。

 

総合検診ドック

ここに通常の集団検診や日々の診療と違って、検査項目の多い、幅の広い、総合的な診療をする人間ドックが大切になってくる。

機械は使っているうちに、すり減ったり、壊れたりする。自動車の定期点検はみな熟知の通りで、定期的に検査を受け、車の欠陥を見つけ、整備することを知っている。人間もひとつの機械で、長年使っているうちにすり切れてきたり、カスがたまってうまく動かなくなる。これを症状が出ない軽いうちに見つけて、きれいにし、直していけば長持ちする道理だが、このことを理解している人は少ない。こと自分の体になると、医者嫌い、医療と病人というイメージや、検査に注射とか絶食などの不快が伴うこともあり、体のチェックをするのをつい怠りがちで、症状がないから大丈夫と思っているうちに手遅れになることが多い。

人生をより快適に過ごすために、毎年1回の人間ドックを受診して、自分の体のチェックをしていき、健康な生活をするための指標にしていきたいものである。

 

ドックの効果

医学は近代テクノロジーを使い、日々進歩している。この進歩を健康人にも応用し、より健康に長生きできる医学、これが「健康人の医学」であり、人間ドック的診断法が中心になる。人間ドックの効果はいうまでもないが、病気の早期発見ができ、早期治療により、完治が期待できることがなにより重要である。

また大事なことは、ドックを受けて早期発見で完治し、後の人生を思い切って生きられるようになることは、自覚症状が出てからでは50%死ぬことがわかっているから その人の人生に何倍も寄与し、その人の人生を幸せにする。これは現代医学の目指すところで、人間ドックはまさに現代医学の最先端なのだ。人間ドックが普及すれば、究極的には現行保険制度よりももっと経済的になっていくと思うがどうだろう。

またドックを受けたことにより、自分の体のどこが壊れかかっているか、弱いのか、それに対してどう対処できるのかが分かる。毎年継続的にみてもらうことで、その結果によって処置方法を改善できる効果もある。

また、仕事や生活からくるストレスが体にどう影響しているかが分かり、それに対しての処置が事前にできる。ドックを受診することにより、健康への認識が高まり、生活を反省するチャンスになり、健康的な生活習慣を確立できるなど、利点がつきない。

 

ドックの受け方

人間ドックを受け始める時期は、動脈硬化などは10代から起こりだすということを考え、その時代から健康に気をつけていく習慣を作ることがベストである。社会的にも、家庭的にも責任が増す40代は癌年齢に入る時期であり、この時期からは必ず受診することを勧めたい。

人間ドックは原則として、1年に1回は必ずうけることが大切である。昨年、異常がなかったから、今年は受けないというのは賛成できないし、注意しなければならない。

胃についていうと、現在の段階では、検査を行う医者の能力にもよるが、1cm以内の小さな病変は見つかりにくく、見逃される可能性があるので、1年に1回の受診をして、たとえ見逃されても、翌年に手遅れにならないうちに見つけるということで、1年1回の受診が勧められていることを忘れてはならない。

レントゲンや胃カメラの場合、医者はかなり気軽に要精密検査を出す。癌を見逃すことを防ぐためである。そのため、要精検でも結果は何でもない人が多いので、心配しないでドックのひとつの方法とこころえて要精検の受診をすることをお勧めする。

ドックの結果を生活に生かし、ドック受診の効果を最大にしたい。ドックは病気の早期発見のみならず、知らない間に体を侵している成人病を防ぐためにも重要である。ドックで指摘された生活改善を守り、食生活や運動などを取り入れて、次回のドックでその効果をみていく、というようにドックの結果を生活に生かしていくことが大切である。

 

総合検診人間ドックの選び方


過去に受けた人間ドックの質を評価する場合、問診や診察にどのくらいの時間がかけられたかが、ひとつの目安になる。多くの人は、自覚症状をコンピューターに入力したり、質問用紙に症状を書いていくだけで、診察してもらった医者から、詳細に問診を受けた経験は少ないだろう。しかも診察の仕方も画一的で、症状のある部分について念入りに調べてもらった人は少ないだろう。おまけに最後は、紋切り型にコンピューターから出力された報告用紙が届き、何が重要なのかよく分からないまま、人間ドックを受けたという安心感で忘れてしまう。

手遅れといっても、あとから結果を確認すると、軽い異常が指摘されていることもある。それがどのくらい重要で異常なのかが報告書から伝わってこないのが問題だ。

日本には、本当の専門家が管理している素晴らしい人間ドックも多いが、収益改善のために、人間ドックを付属させている「人間ドックもどき」も多いのが現状といえる。

次に受診者側の問題としては、検査を受けっぱなしにしている人が実に多いということ。せっかく人間ドックを受診し、色々とアドバイスをうけても、忙しさに紛れたり、何か重要な病気が発見されることを恐れたりして、専門医を受診しない人が多く見受けられる。

人間ドックで指摘される病気のほとんどは、早期の状態か、日常生活での注意を要する程度のもの。せっかくのアドバイスを無視し、病気を進行させてしまうのでは、何のために検診をうけたのか分からない。

 

検診ドックの受ける目的

1. 放置しておくと、取り返しのつかなくなる疾患を早期に見つけ、治療すること。

2. 自分の健康状態を色々な角度から分析し、把握すること。

3. 最も重要なことは、将来病気に発展していくかもしれない小さな異常をみつけ、生活習慣を少 しずつかえていくことにより、これを予防し、健康を保持、増進していくこと。

このような観点に立ち、医療機関と受診者が緊密な連絡を取れる状況がある場合、人間ドックの効率は最大のものとなる。いわゆる「人間ドックの悲劇」はこれらの要素のいずれかがかけた場合に起こる。

 

執筆: 霞 朝雄MD