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心臓病に気をつけよう

 

心臓疾患は最近日本で増加傾向にあります。一番よくみられる心臓疾患は動脈硬化が原因である狭心症や心筋梗塞。疾病増加原因には、食生活の西洋化(脂肪類の摂取)が最もよく指摘されています。心筋梗塞や動脈硬化は、20代から予防するべきです。男性は特に気をつけなければならないと言われています。女性は閉経まで、女性ホルモンが体内で作用し、動脈硬化を防いでいますが、閉経後の女性は心筋梗塞によく襲われます。心筋梗塞や動脈硬化は早期に治した方が成功する率が高い病気なので、無症状な時から健康診断(スクリーニング検査)をすることが非常に重要となります。心臓病は徐々に進行します。動脈硬化は20代から進行するのでリスクファクター (危険因子)を下げるのが病気と戦うために一番重要であります。

心筋梗塞という病気は心臓の回りを走る冠動脈が動脈硬化によって塞がり、心筋を養っている血液の流れが完全に止まる疾患であります。要するに酸素が心臓の 筋肉に送られなくなり、一部分の細胞は死に、心臓発作をおこします。狭心症は簡単に言えば多く心臓の筋肉が死ぬ直前の症状であります。心臓の一部組織が死 んだ後、心臓全体の筋肉が影響を受け、心臓の機能が弱まり、時々不整脈や心不全なども起こします。心筋梗塞を患った人の一年死亡率は約32%です。

心筋梗塞を防ぐためにはその危険因子を下げるのが大切であることは皆よく知っていると思います。一番効果的な方法はタバコを吸っている方はそれを止めることです。タバコは心筋梗塞や動脈硬化に最も悪い危険因子といわれています。

血液検査でよく言われるコレステロール、特に悪玉(LDL-低比重リポ蛋白)コレステロールは心臓病に強く相関しています。高脂血症(特にコレステロー ル)と心臓病の相関関係は世界中行われている20以上の大きな研究ではっきり証明されています。悪玉コレステロールを下げるには、動物性脂肪を避け、卵の 黄身、魚卵、内臓(レバー)、えび類の摂取を少なくすることです。食物繊維を多くとると腸内の脂肪が吸収されにくくなります。又、運動をすると善玉コレス テロールがふえ、悪玉が減ります。糖質を控えることもお勧めします。

糖尿病は一つの危険因子であります。糖尿病を患った患者は同年代の人に比べれば、2倍から5倍も動脈硬化を患います。糖尿を持つ人は心筋梗塞を患う率が高 いだけではなく、患った心筋梗塞はより重く、合併症が出やすい傾向があります。糖尿病の人は普通の人より11倍多く血管症を患うというデータもあります。

また高血圧も心臓病の大きな危険因子で、高血圧は心臓、脳及び腎臓内の血管に障害を与えます。血圧が高いほど障害も多いのです。高血圧になってからの期間が長いほど、リスクが高くなります。

体重や体脂肪も心筋梗塞に関係があります。肥満の人は正常な体重の人より心臓の働く量が多くなります。体重が重いほど、高血圧、糖尿病、及び高脂血症のリスクも高くなります。こういう危険因子はある程度努力すれば変えることができます。

家族歴も危険因子になります。両親、兄弟が心臓病を患っていれば、心臓病を患うリスクはそういう家系でない人よりも高くなります。循環器の病気を患う人は先天的な要因や体質も深く関係しています。

サップルメントの研究は数多くありますが、ビタミンA,C,EやB Caroteneの心臓病への効果は確かではありません。

アルコールは心臓のためによいと思わない方がいいと思います。少量のアルコールは動脈硬化に対して効果があるという研究データは少しありますが、これらの 研究ではアルコール以外の要因が原因で動脈硬化を防いでいたとも考えられます。アルコールには悪い副作用があることはたしかです。

運動の理想は色々な考え方がありますが、毎日30分ほど汗ばむ程度がいいと思います。運動は複数の危険因子を改善します。運動によって体重が下がります。 悪玉コレステロールが減って、善玉コレステロールが増加します。運動が不足した状態だと、使われるエネルギーが少なくなり、エネルギー過剰の状態を招き、 血液中のコレステロール値を増やすことになります。運動をすると糖尿病の予防にもなります。肥満度が下がり、高血圧も治ります。人によって気持ちが落ち着 き、タバコやアルコールの服用も避けられます。極端な運動は避け、少しエンジョイできる運動をお勧めします。週2-3回、20分位から始め、漸次的に増加 します。準備体操は忘れないようにしましょう。

運動や食事以外で危険因子を少なくする方法は薬物療法です。悪玉コレステロールが190以上であれば、Statinという種類の薬を服用します。悪玉コレステロールが160以上で2つの危険因子がある場合もStatinを服用します。 血圧を下げるための薬は数多くありますが、いちばん心臓にいい薬といわ れるのがbeta遮断薬という種類の薬で、50歳以上の男性や閉経後の女性は少量のアスピリン(81mgのbaby aspirin)を飲むことも効果があります

心筋梗塞や狭心症の典型的な症状は胸部の鈍い疼痛であります。この痛みは時によって左腕や顎に響きます。他の危険な症状は痛みと同時に吐き気、冷や汗、眩暈、呼吸困難、動悸を伴うものであります。痛みは普通15分以上続きます。

心臓病を診断するためには心電図が第一の検査であります。リスクの多い患者は運動負荷心電図を受診します。負荷心電図の種類も何種類かあり、画像診断を利用するものも使われています。最近、心臓冠動脈内の石灰化を検査するCTスキャンが使われ出しています。検査のsensitivity(感受性)は100%とは言えませんが、石灰化は動脈硬化の一つの変化であり、スキャンは有効だといわれています。

今一番効果的な治療法は心カテ・ステントという治療法で、身体外からカテテールで心臓冠動脈を拡げる方法であります。重症の場合はバイパス手術(Coronary Artery Bypass Graft)という手術を行います。

心筋梗塞を予防するための療法

 

1.コレステロールを多く含む食品を制限する。

2.タバコを止める。

3.食物繊維を多くとる。

4.運動をする。

5.糖質を控える。

6.体重を下げる。

7.定期健診を受ける。

  

霞 竜雄MD

 

 

 

(危険因子)を下げるのが病気と戦うために一番重要であります。