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骨粗鬆症:  あなたの骨は大丈夫?

 

男女両性にみられる病気ですが、更年期を迎えた女性に多くみられる「骨粗鬆症」。女性の閉経とともに女性ホルモンが低下し、骨量が急激に減少して起きる病気として知られています。

20、30代の人たちは、[まだ先の話」と思うかもしれません。その通りで、骨粗鬆症は主に高齢者の病気ですが、若い頃からの不健康な生活習慣に関係している病気であるため、若いころから日常でできる予防を心がけておくことが大切です。

骨粗鬆症という病気

私たちの骨は、外側を取り囲む「皮質骨」とその内部の「海綿骨」とで構成されています。海綿骨は、小さい細かい骨(骨梁)が縦横に組み合わさった綱目構造 になっていて、これが柱と梁の役目をすることで、骨の強さが保たれています。骨粗鬆症とはこの海綿骨の骨梁組織の密度が低下し、骨に鬆(す)がはいったよ うになり、もろくなる症状のことです。初期症状はほとんどないが、骨が弱くなる結果、何かにぶつかったり手をついたりといった些細なことで骨折しやすくな ります。

原因は、カルシウム不足の他、骨代謝が深く関わっています。骨は一生変わらないものではなく生きた組織であり、破壊と新生を繰り返し絶えず新しいものに生 まれ変わることで、強くしなやかな骨が保たれるわけです。しかしそのバランスが男性は60歳以降から、女性は50歳前からくずれ、新生よりも破壊の速度が 速くなって、骨量が減少していきます。特に閉経後の女性の場合、カルシウムを骨に沈着させたり、骨が溶けないようコントロールする作用のある女性ホルモン 「エストロゲン」が急減し、骨の密度がどんどん低下してしまいます。年齢的には男性の場合、60歳以降から少しずつ増え始め、80歳以降で急増する一方、 女性の場合、一般的には閉経を迎える50歳前後から増え始めて60歳以降になると急増します。

骨粗鬆症にかかる要因

骨粗鬆症にかかる要因は、生活習慣によるものとそれ以外によるものがあります。

 

生活習慣による要因

喫煙、飲みすぎ、カフェインの取り過ぎ: カルシウムの吸収が妨げられる極端なダイエット:急激な減ホルモンのバランスがくずれます。

カルシウム不足: カルシウム摂取量が少ないと十分な骨がつくれません。

運動不足: 骨が刺激されず弱くなり、ケガしやすくなります。

日光に当たらない生活: カルシウム吸収に必要なビタミンDが合成されずカルシウムの吸収が妨げられます。

 

生活習慣以外の要因

更年期、閉経以降の女性: 女性ホルモンが急減し、骨量が減ります。

高齢: 骨をつくる細胞の働きが弱化し、また腎臓の働きが弱くなり、カルシウム吸収力が低下すると言われています。

骨格が小さい、体重が少ない: 平均的に骨格が小さいアジア人は、骨粗鬆症にかかりやすいと言われていますが、白人にもよくあります。

遺伝: 遺伝的に骨量が少ない人、身内に骨粗鬆症と診断された人がいる人。

 

ライフスタイル改善で強い骨ずくり

こまめに体を動かし、適度な運動で骨を鍛えます。

骨を強くするには、エアロビクスや筋力トレーニングなどの運動が効果的です。室内でも壁を使った腕立て伏せ等の運動を行うことができます。ウオーキング、ヨガなど、無理のない範囲で長く続けられる運動を週3回、20分程度は行うようにすることがおすすめです。

カ ルシウムは体内でつくることはできません。アメリカのガイドラインでは健康な強い骨を作るために必要なカルシウム所要量は、大人19-50歳では1000mg、51歳以降では1200-1500mgが理想だとされています。一方、日本では一日に必要なカルシウム所要量が600mg  (50 歳以降は800mg)位とされています。過去50年平均的日本人はこの所要量さえも満たしていないことがわかっています。ここ数年における日本人の平均カルシウム所要量は560-580mgとされています。カルシウムは、一度に大量にとっても腸での吸収が低下したり、過剰に吸収された分は排泄されるので意味がなく、継続してとり続けることが肝心です。栄養バランスのよい食事からの摂取が望ましいですが、不十分な場合はサプルメント等で補うのもひとつの方法です。

 

小柳 乃里子 Nurse Practitioner