現在アメリカでは、新型コロナワクチンを受けている大人は既に5000万人に達しています。次は子供のワクチン接種と言う事になりますが、新型コロナウイルスで入院する子供(16歳以下)が少ないこと、死亡率が大人に較べると低いこともあって子供の新型コロナワクチン接種の普及には時間がかかるだろうと懸念されています。
しかしながら、なぜ子供たちは新型コロナ予防接種を受けなければならないのでしょうか。理由の一つは、子供の死亡率は低くてもゼロではないということです。合併症を経験する子供もいます。米国の大人のコロナワクチンの安全性を鑑みれば、新型コロナワクチン接種にデメリットはあまりないといえます。アメリカには同様の論理で義務づけられているワクチンに、ナイセリア髄膜炎ワクチンがあります。日本では未だですが、アメリカでは11歳で接種が義務づけられています。ナイセリア髄膜炎を患う子供は少数ですが、患うと死亡に至る可能性が高い病気で、予防接種の義務化となりました。同じように、専門家はコロナワクチンの義務化を主張しています。
他方で、集団免疫を果たす為には、子供たちもワクチンを接種せざるを得ないということが言えます。それから最も重要な理由は、集団免疫を果たさない限り変異ウイルスが必ず出て来ることです。変異コロナはどれ程危険なウイルスなのかさえはっきり分かっていません。イギリスの変異コロナウイルスB117は、以前普及していたウイルスより危険だといわれています。
子供たちに接種する新型コロナワクチンの治験が今行われています。これが終了した段階で(2021年秋頃)子供たちも新型コロナワクチン接種が可能となることでしょう。
4/2021
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